センター概要

MSE研究センター(MSE Center)は、ナノスケールでの材料表面の機械的特性評価法である、マイクロスラリージェットエロージョン(MSE)試験法の研究・推進に取り組んでいます。 これは、2001年に福井大学における固体粒子衝突によるエロージョンに関する学術研究に基づき開発された表面強度特性を迅速に評価できる試験法です。その後、様々な材料・皮膜・表面改質材などに適用して、表面特性をマイクロ・ナノスケールで、また表面から深さ方向の分布を測定できることを明らかにし、実用化を推進してきました。
  2022年には、情報工学との融合によって、表面及び内部の強さの分布を画像で可視化する画期的な手法(i-MSE法)を発表しました。
  MSE研究センターでは学外研究機関や企業様からのMSE及びi-MSE評価の受託、さらには共同研究を行っています。 



研究成果・ニュース等(新着5件)

  • 2025/5 研究成果

    日本トライボロジー学会 2024年度日本トライボロジー学会技術賞 「エロージョン摩耗を利用した固体材料表面下の微細構造の可視化(i-MSE法)」を受賞 岩井善郎,福間慎治,髙澤拓也
  • 2025/5 研究成果

    日本トライボロジー学会トライボロジー会議2025春東京において、1件の発表をしました。技術賞受賞講演:「エロージョン摩耗を利用した固体材料表面下の微細構造の可視化(i-MSE法)」 岩井善郎,福間慎治,髙澤拓也
  • 2025/4 研究成果

    JKA補助事業の成果報告書(2024年度「材料表面の内部構造可視化技術 i-MSEの実用化」)を提出しました。https://sylph.fuis.u-fukui.ac.jp/~fukuma/JKAreport.html
  • 2025/3 研究成果

    電子情報通信学会総合大会において、1件の発表をしました。研究題目: i-MSE法を用いた材料表面内部構造の画像可視化 -酸化膜篇-  福間慎治、岩井善郎
  • 2024/5 研究成果

    日本トライボロジー学会トライボロジー会議2024春東京において、1件の発表をしました。研究題目: i-MSE法を用いた各種コーティング膜の界面強さ分布の可視化技術 -サブマイクロメートルオーダの薄膜内部の解析事例 - 、岩井善郎、福間慎治、髙澤拓也