センター概要

MSE研究センター(MSE Center)は、ナノスケールでの材料表面の機械的特性評価法である、マイクロスラリージェットエロージョン(MSE)試験法の研究・推進に取り組んでいます。 これは、2001年に福井大学における固体粒子衝突によるエロージョンに関する学術研究に基づき開発された表面強度特性を迅速に評価できる試験法です。その後、様々な材料・皮膜・表面改質材などに適用して、表面特性をマイクロ・ナノスケールで、また表面から深さ方向の分布を測定できることを明らかにし、実用化を推進してきました。
  2022年には、情報工学との融合によって、表面及び内部の強さの分布を画像で可視化する画期的な手法(i-MSE法)を発表しました。
  MSE研究センターでは学外研究機関や企業様からのMSE及びi-MSE評価の受託、さらには共同研究を行っています。 



研究成果・ニュース等(新着5件)

  • 2025/12 研究成果

    【トライボエピソード】―技術賞受賞―エロージョン摩耗を利用した固体材料表面下の微細構造の可視化法(i-MSE 法),岩井善郎, トライボロジスト,70,12(2025).
  • 2025/11 研究成果

    日本トライボロジー学会固体潤滑研究会 第11回固体潤滑シンポジウムにおいて、1件の発表をしました。「高分子トライボマテリアルの研究動向と評価技術紹介」 予稿集pp.21-24,岩井善郎,神谷周
  • 2025/8 研究成果

    岩井・新美,トライボロジー材料のMSE法とi-MSE法による表面強さ特性の評価と可視化技術 月刊トライボロジー,No.456,新樹社 (2025.8)pp. 16-20
  • 2025/6 ニュース

    福井新聞に記事掲載「福井大研究者に技術賞 薄膜の構造、強度を可視化」2025.6.24
  • 2025/5 ニュース

    日本トライボロジー学会 2024年度日本トライボロジー学会技術賞 「エロージョン摩耗を利用した固体材料表面下の微細構造の可視化(i-MSE法)」を受賞 岩井善郎,福間慎治,髙澤拓也